2015年6月1日月曜日

もっと知りたい、相撲


 最近テレビの大相撲を見る事が多くなった私。 
 去年までは興味もなくというか、嫌いなくらいだったのですが、今年の初場所から「なかなか面白いなぁ」と思うように。 
 何があったわけでもないのですが、実家に帰った時に両親が大相撲のテレビ放送を見ていた時、父に簡単な説明を受けてからなんだか面白くなって相撲放送を見るように。 
 力士の名前や技などまだまだ知らないことばかりなんですが、「足元の地面にいる邪悪なものを踏み付けて、豊かな実りと平和を願うためにシコを踏む」とか、「華麗な軍配裁きの行司にも力士と同じく厳格な階級があり、結びの一番を任される立行司は相撲協会幹部や横綱と同等の扱いを受ける」とか、儀式的な部分に興味をひかれたのです。 

 立行司の「木村庄之助」というのは一人ではなく、歌舞伎の役者のように三十代以上も続く名前であるなんてびっくりでした。(もう一人の「式守伊之助」と立行司は2人ですね)その行司が手に持つ軍配を返したら、制限時間いっぱいで取り組みが始まるんですよね。他にも土俵を掃き清める人や、懸賞金の垂れ幕を持って土俵を回ったり。 
 実際には関取になるまではファンにサインすることも許されない、厳しい序列と歴史深い世界なんでしょうが、私的にはツッコミどころがいっぱいの大相撲です。 
 取り組みもさながら私はそんな所を楽しんでいます。そして、これも時代というのでしょうか、ネットのSNSを通じて相撲好きが繋がる、「オスモダチ」なるものがあるとか。 
 さらに最近は「スージョ」と呼ばれる相撲をこよなく愛する女性ファンが増えているそうです。  
 私はまだまだ「小スージョ」やなぁ~。

一筆啓上

 日本に城郭と呼ばれる場所は多々ありますが、当時の(戦国時代など)天守閣が残っている城は12カ所です。他は天守以外の石垣や櫓などの城郭が城跡として残っています。京都では二条城が超メジャー所ですね。
 天守閣は合戦や、二条城や江戸城のように落雷や火災で焼失したもの、また明治の廃藩置県で取り壊されたものと様々です。戦災で消失した広島城、和歌山城などは実に惜しい限りです。国宝の姫路城は、取り壊しには余りにも広大すぎて予算がかかることから残っている城とか…。
 城といえば権力の象徴で、血なまぐさく、昔は興味の対象ではありませんでしたが、少しずつ成り立ちを知るにつれ、興味が湧くようになってきました。今まで巡った城は30余りになりますが、まだまだ道半ばです。
 天守閣でいいますと、松江城や伊予松山城の天守は見事でした。やはり現存している天守は、再建のものと重みが違います。(中でも姫路城は別格ですね)石垣の構造も興味深いです。築城の名手といえば、今治城や宇和島城の藤堂高虎や、熊本城や江戸城などの加藤清正が有名です。
 奈良の高取城はもう二度と行けないような山の上にありました。よくもまぁ、こんなところに建てたものだと感心しきりです。(ここも廃藩置県で無くなった城の1つです。今では石垣だけで残念です)などなどと、巡った城で思い出も様々です。
 最近訪れたのは最古の天守「丸岡城」。流石、堂々と趣があり見応えありでした。
丸岡城天守

 「一筆啓上」、日本一短い手紙文として、また手紙の書き出しなどで知られますが、これは丸岡城初代城主の幼少の頃に父親からもらった手紙を指すようで、こういうものにつきものなのが、これをラベルにした商品です。やはりありました…日本酒。淡麗で少し辛口のお酒でした。どこに行っても利き酒は忘れないのでありました。

 現存する12個の天守閣は、弘前城(青森)、松本城(長野)、丸岡城(福井)、彦根城(滋賀)、松江城(島根)、犬山城(愛知)、姫路城(兵庫)、備中松山城(岡山)、丸亀城(香川)、伊予松山城(愛媛)、宇和島城(愛媛)高知城(高知)です。
 ちなみに戦災で失われた天守閣は、水戸城(茨城)、名古屋城(愛知)、大垣城(岐阜)、和歌山城(和歌山)、岡山城(岡山)、福山城(広島)、広島城(広島)
 火災で失った天守閣は、松前城(北海道)でした。
これらは、すべて再建されています。