2022年11月1日火曜日

寒いのは勘弁

 つい2週間ほど前は「暑い、暑い」といっていた記憶があるのですが、いつの間にか「寒い」になってしまいました。私としては嫌な季節に突入です。町を歩いていても目に入ってくるのは冬の装い。特に服屋さんの前を通りかかると「暑苦しい、暗い感じ」の服が並んでいます。見るたびに「あぁ…」と思ってしまいます。「せっかく暑くなったのに寒ならんでも」と訳のわからないことを思ったり。四季のあるこの国では致し方ありません。
 寒いことの何が嫌って、まず服を着込まないといけないこと。いくら着ても寒いのに変わりないのですが…下駄や雪駄も履けなくなります。
 冬物は収納にもかさばりますし、だいいち見栄えもよろしくありません。(これは趣味が悪いせいか?)家事や洗面にもお湯が必要になり、光熱費もかさみます。幸い暖房はガスに切り替えたので少しはマシですが。なんやかんや理由がありますが、とにかく寒いのが嫌なのです。(冬生まれなんですが、関係なさそうです)
これでも昔はスキーなんかもやっていたんですが、もう無理ですね。(ただ年寄っただけか?)

 寒いことでいいことは「おでんに熱燗」くらいなもので、他に思い当たることはあまりありません。(あったら教えてほしい…)
 これでも子供の頃に比べたら過ごし易くなりました。隙間風、粗末な暖房、防寒の悪い家、朝は布団から出れないし、顔を洗うのも一苦労。そんなことを思い返すと、贅沢な悩みなのかもしれません。(それくらいの寒さくらいなんや!って怒られそう)
 せやけど、これから半年くらい待たないと、体に優しい季節はやって来そうにはありません。長い半年になりそうです。(って毎年なんですがね)
 寒い季節はお好きですか?

イチゴの思い出

 秋の夜長といえば・・・読書。先月の続きになりますが、教室の本の鴨川食堂の「思い出の食」探しについて今回も語ろうかなと。またかい!と言わず、お付き合いくださいませ。
 さて、私の探してほしいもう一つの食は、またまたスイーツなのですが、イチゴのスポンジケーキです。私、どちらかといえば和菓子派で、とくに餡子のお菓子に目がないのです。小さい時から生クリームが苦手で、お誕生日ケーキでもクリスマスでもイチゴの定番ではなく、チョコレートケーキ一択の私。な・の・に、もう一度食べたいのはイチゴのケーキなのです!それも30年くらい前にたった1回食べただけのケーキ。
 友達が結婚する前のお祝いパーティーに参加したときに、最後のデザートに出てきたのがそのケーキ。丸いホールではなく、四角いケーキを小さく分けられていました。スポンジの部分はすんごくしっとりしていて、口の中に入れると溶けてしまう感じ。白いホイップクリームも甘ったるくなく、それこそサラッと溶けて。それまでに食べたことのないケーキだったのです。それ以降も、生クリームのケーキは基本食べないので、あんなケーキには出会ったことがありません。

 その時は友達のパーティーということもあり、あまり詳しく聞けなかったのですが、会場のカフェのオーナーのお友達が、お家でひっそりと営業されている店の手作りケーキで、スポンジにホワイトチョコを混ぜているっていうようなことを話されていました。
そのお店はその後パティシエール本人がご結婚され、京都を離れられたようで、会場だったカフェも何年か後には閉めてしまわれました。生クリーム苦手な私が唯一美味しいと思ったケーキ。
 あーあ、鴨川食堂があったら探してもらえるのになぁ(笑)