4年ぶりに「ほいっとー、ほいっとー」の掛け声を聞くことができました。
京都に住んでいながら、越してくるまで知らなかったお祭り「松尾大社の神幸祭、神幸祭」。4月の第4日曜に神幸祭、5月の第2日曜に還幸祭が行われます。
ご神体をお神輿に乗せ、神幸祭で松尾さんから御旅所へ行き、還幸祭で松尾さんへ戻る、様々な神社でよく行われている神事です。祇園祭では前祭の山鉾巡行が終わった後に神幸祭が行われ、後祭の巡航の後に還幸祭が行われます。このときは3基のお神輿が渡御します。(実はこれが本番)
松尾大社の氏子の区域は非常に広く、お神輿の数も6基あります。更に他と異なるのは、そのお神輿が「川を渡る」ことです。船渡御といって小舟にお神輿を乗せ船頭が漕いで桂川を渡すということを行います。これが壮観!始めて見たときは「お〜〜‼」びっくりでした。6基が渡り終えてすべて揃い踏むのも圧巻です。
お神輿ですから大勢の担ぎ手で担ぎます。その時の掛け声が「ほいっとー」、当然ずっと担いでいるわけではなく、要所要所で勇ましく担がれます。その他は台車でゆっくり曳かれています。
Photo by たか |
こんなお神輿について歩くのもこのお祭りの面白いところ。間近で見れますし迫力満点。なんと言っても参加している感?があったりして。(ただの見物人なのですが)
神幸祭の見どころは、①松尾大社での拝殿回しから境内を出ていくところ、②船渡御、③各御旅所へ収まるところでしょうか。還幸祭は最後に戻る松尾大社、時刻も夕刻を過ぎ提灯に日が灯りなんとも幻想的。
みなさんもぜひ来年は訪れてみて下さい。特に船渡御、びっくりしますよ。(場所は桂川の桂大橋付近、桂離宮の前で正午頃です)