例年になくとっとと梅雨が開けたと思いきや、なんだか例年通りの空模様。まったくけったいな気候状況です。今日、7月19日も未明から雨が激しく、大雨による緊急速報が鳴りっぱなしです。相変わらず発表の単位は「学区」での報告ですが…(ココは何学区?)
今年は3年ぶりに祇園祭の山鉾巡行が行われ、これで疫病退散!とコロナにも退散願いたいです。そこで家にも疫病退散を持ち帰るべく「粽(ちまき)」を購入しに宵山へ出向きました。各鉾町で授与されているので全部買うわけにもいかず、迷ったあげく「四条傘鉾」のものを購入。
粽の多くには「蘇民将来子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)」と書かれています。さて、何の呪文でしょう。調べてみると、
八坂神社さんの主祭神である牛頭天王に由来します。(牛頭天王は、天照大御神の弟、素戔嗚命・スサノヲノミコトのこと)それにあやかって蘇民さんの子孫でも多分ないのですが、それを玄関先に掲げ、守ってもらおうといことです。粽を掲げておくだけで、神様に守ってもらえるって、なんて良いシステム!
昔、蘇民将来という男の家に、旅人に身をやつした牛頭天王が訪ねてきて、一夜の宿を求めました。蘇民は貧乏でしたが、それでも手厚くもてなします。牛頭天王はその心遣いに大変喜んで、そのお礼に「今後お前の子孫は末代まで私が護ってやろう。目印に腰に茅の輪をつけていなさい」言い残して去っていきました。そのお陰で後に疫病が流行った際も、蘇民の一族は 生き残り繁栄した…(というお話があります。その茅の輪が今の粽にあたります。
その他に玄関には「三元大師(延暦寺の僧侶)」の護符も貼っています。これも疫病除けの御札です。(どんだけ神仏だよりやねんって)
おかげでコロナ感染はせず元気なわけでありますが…