2022年8月1日月曜日

神様仏様

 例年になくとっとと梅雨が開けたと思いきや、なんだか例年通りの空模様。まったくけったいな気候状況です。今日、7月19日も未明から雨が激しく、大雨による緊急速報が鳴りっぱなしです。相変わらず発表の単位は「学区」での報告ですが…(ココは何学区?)
 今年は3年ぶりに祇園祭の山鉾巡行が行われ、これで疫病退散!とコロナにも退散願いたいです。そこで家にも疫病退散を持ち帰るべく「粽(ちまき)」を購入しに宵山へ出向きました。各鉾町で授与されているので全部買うわけにもいかず、迷ったあげく「四条傘鉾」のものを購入。
 粽の多くには「蘇民将来子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)」と書かれています。さて、何の呪文でしょう。調べてみると、

 八坂神社さんの主祭神である牛頭天王に由来します。(牛頭天王は、天照大御神の弟、素戔嗚命・スサノヲノミコトのこと)
 昔、蘇民将来という男の家に、旅人に身をやつした牛頭天王が訪ねてきて、一夜の宿を求めました。蘇民は貧乏でしたが、それでも手厚くもてなします。牛頭天王はその心遣いに大変喜んで、そのお礼に「今後お前の子孫は末代まで私が護ってやろう。目印に腰に茅の輪をつけていなさい」言い残して去っていきました。そのお陰で後に疫病が流行った際も、蘇民の一族は 生き残り繁栄した…(というお話があります。その茅の輪が今の粽にあたります。
 それにあやかって蘇民さんの子孫でも多分ないのですが、それを玄関先に掲げ、守ってもらおうといことです。粽を掲げておくだけで、神様に守ってもらえるって、なんて良いシステム!
その他に玄関には「三元大師(延暦寺の僧侶)」の護符も貼っています。これも疫病除けの御札です。(どんだけ神仏だよりやねんって)
おかげでコロナ感染はせず元気なわけでありますが…

母親のクラブ活動

 梅雨明けしてからの方がジメジメと雨続き、どないなっとんねん。これを書いているのが、祇園さんの宵山の日。3年ぶりの祇園祭。人混みは苦手なので、もう何十年も祇園祭にはでかけませんが、久しぶりに鉾立の様子をみたり、祇園囃子をきいたりすると、京都の夏を感じますね。
 先日、我が母がそれこそ何十年ぶりかに山鉾を見てきたそうです。デイサービスのお出かけで、車から見たとのこと。母は週2回デイサービスに通っています。家の前まで送迎してもらえますが、2本の杖で歩き、階段を昇り降りし出かけるのはなかなか骨折りで、本人は週2日の仕事として頑張っている様子。このデイのおかげで私も季節を感じることができています。
 1月の注連縄飾りに始まり、鬼の面やお雛様の小さい人形、5月は長岡天神のつつじ、7月は祇園祭見学ドライブ。
 それにもう毎月、いや毎週何かを製作して持って帰ってきます。手芸作品や、塗り絵。またお花クラブがあって(クラブ活動、学生かい!)、近所の生花卸のお花を仕入れてアレンジメント。きれいなお花が毎月おうちにある状態。
家は作品がいっぱいでさながら個展。簡単にできて且つ材料も特別なものでなく、ほんとに職員さんがいろいろ工夫されているのがわかります。

 その中で私の一番のお気に入りは、端切れ布で作った蛙。蛙の人型(あ、蛙型か)の中には細かいビーズみたいなものが少しだけ入っていて、目が二つ付いているだけの小さなマスコットですが、おそろいの布で作ったかごの中に入れると、だっらーんとした腑抜けた感じでクスっと和むんです。手や足をかごから出すと疲れたおっさんが湯船に浸かっているようで、なんともシュールな感じ。
 さて、今度はどんな作品かな、楽しみです!