2015年3月4日水曜日

思い込みの効果


 最近、とある新聞記事の「よい思い込みの効果は絶大」という見出しに目を引かれました。記事には教育評論家の方の教師だったころの経験が寄せられていました。
 あるお母さんから「ノートの使い方が上手だと、家で褒めているので先生からも褒めていただけるとうれしいです」と頼まれ、それからはことあるごとに「番号が揃って上手く書けてるね」などと褒めたそうです。しかもお母さんは塾の先生にも同じお願いをしていて、その子は家でも学校でも塾でも同じことを褒められていたのです。3か所で同じことを褒められれば、子供も疑いようはなく、ノートの使い方に自信を持ち、勉強もさらに頑張るようになったのです。

 その後これはいい方法だと気付き、「チームで褒める」と名付けて実践された、という話。
また反対に、テレビで放映されたある実験で、会社員が出社して最初に会った人から「元気ないね、大丈夫?」と言われ「そんなことないよ、元気だよ」と答えたのですが、しばらくしてまた別の人に「顔色が悪いよ、病気じゃない?」と言われ、表情を少し曇らせ「そんなことないよ」と答えました。ところがしばらくしてまた別の人に「顔色が悪いよ、風邪でしょう」と言われ、とうとう「風邪みたいなので、病院に行って来ます」と上司に言って早退するという内容でした。
 こんな風に、よくも悪くも同じことを3人に言われるとその気になってしまうものなんですね。チームで褒める効果は絶大です。大人になってチームで褒められるということはなかなか無いので、心が折れる前にせめて自分自身で「よい思い込み」をしようと思いました。

 みなさ~ん、今度教室で褒め合いっこしませんか~

さとさん

珍しい電車の旅


 先日、少し珍しい電車の旅に行ってきました。その名も「京都日本酒電車」。どんな電車か気になります?
 主催は京都酒造組合と雑誌社の「Leaf」、京阪電車です。三条駅を出発し、樟葉駅で折り返し、中書島駅で解散。そんな工程です。通常なら30分くらいしかかからない距離ですが、そこは日本酒電車、通常より遅く深草駅と淀駅でじっくり時間を取り停車していました。工程としては2時間弱だったような気がします。

 気の利いたお弁当と各酒蔵から持ち寄ったお酒がいただけます。お酒は飲み放題ですが、基本「おちょこ」に注いでもらっての享受なので飲み過ぎはなさそうです。お酒はその蔵の蔵人などが、ちょっとした話とともに注いでくれます。齊藤酒造からは社長さんが来ていました。
 
 車内には長机がセッテングしてあり、その上にお弁当。車内の椅子に座ったその前に机が並べてあります。なんか滑稽です。そんな滑稽な電車が通過する度に、不思議そうな顔で見られます。(そらそうですね。)1車両20人弱で8両編成くらいでしたから、160人くらいの酔っぱらいができあがっていたわけです。電車中幸せな空気に満ち溢れていましたよ。
 最近では、このようなイベントがアチラコチラで行わています。今月は伏見界隈の酒蔵イベントで「蔵開き」があります。全部ではありませんがかなりの蔵でイベントが開催されています。その日の伏見(大手筋界隈)の町中は酔っ払いだらけです。もちろん参加予定ですよ。これからだんだん暖かくなって、酒飲みにもイイ季節になってきます。嬉しい季節の到来です。

 今月もまたお酒にまつわるお話でした。

たかさん