このコラムを書いているのは6月21日、この日は「夏至」です。昼間の時間が年中で一番長い日ですね。この夏至は1年を24等分した「二十四節気」の一つの節目です。(夏至、冬至、春分、秋分は、小学生の頃習った記憶があります)
立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨
立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降
立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒
の二十四です。
1年の始まりはお正月「元旦」ですが、二十四節気では立春が始まりです。その昔は元旦と立春を年の初めとしてそれぞれ祝っていたようですが、今では元旦だけですね。中国などアジア諸国は旧正月(立春の頃)を祝っていますよね。
立春の前の日は「節分」です。昔は季節の節目の、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前に節分がありましたが、立春から数えて大晦日にあたる今の節分だけが残ったのでしょう。
暦の上ではもう春とか秋とか、ちっともぬくないし、涼しくない。何やねん!暦の上って!と長年思ってましたが、立春は冬も終わり日毎にぬくくなっていく時期です。立秋も同じ。歴のことを言っているので、そんなトンチンカンなこと言わんでも、ってことでしたね。
暑中見舞いや寒中見舞いも、この節気が節目ですね。そうやって見ていくと、彼岸や土用など様々な行事がこの節気によって決められていたりします。〽夏も近づく八十八夜…って言うのもそうですね。