2022年7月1日金曜日

歴の上では…

 このコラムを書いているのは6月21日、この日は「夏至」です。昼間の時間が年中で一番長い日ですね。この夏至は1年を24等分した「二十四節気」の一つの節目です。(夏至、冬至、春分、秋分は、小学生の頃習った記憶があります)

立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨
立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降
立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒

の二十四です。
 1年の始まりはお正月「元旦」ですが、二十四節気では立春が始まりです。その昔は元旦と立春を年の初めとしてそれぞれ祝っていたようですが、今では元旦だけですね。中国などアジア諸国は旧正月(立春の頃)を祝っていますよね。
 立春の前の日は「節分」です。昔は季節の節目の、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前に節分がありましたが、立春から数えて大晦日にあたる今の節分だけが残ったのでしょう。
暦の上ではもう春とか秋とか、ちっともぬくないし、涼しくない。何やねん!暦の上って!と長年思ってましたが、立春は冬も終わり日毎にぬくくなっていく時期です。立秋も同じ。歴のことを言っているので、そんなトンチンカンなこと言わんでも、ってことでしたね。
 暑中見舞いや寒中見舞いも、この節気が節目ですね。そうやって見ていくと、彼岸や土用など様々な行事がこの節気によって決められていたりします。〽夏も近づく八十八夜…って言うのもそうですね。

 年間のカレンダーは1月、2月…だけではありませんね。この月も1月は「睦月」、2月は「如月」…「師走」まで「和風月名」と呼ばれる月名で旧暦では呼んでいました。きれいな呼び名ですので、普通に使えばいいと思うのですが、英語でもFirst Monthとかはいわず、Januaryとかいいますものね。(それは別々のもんか…)

いっしや〜きぃ〜も〜

 梅雨ですね。蒸し暑かったり肌寒かったりで、体調管理かむずかしいです。アイスが食べたくなったり、温かいスープが飲みたくなったり。やっぱり食べ物の話になります。
 ということで、またまたマイブームの食べ物を紹介しますね。それは、今も昔も変わらないおいしさ、そしてお米がないときのエネルギー源でもあった究極のおやつ「焼き芋」です。
 長いふりになりましたが、焼き芋はほんとに時代を超えて変わらない、すたらないおやつです。今ではいろんなスーパーで売られています。そうなんです、あの軽トラの「い~しや~~きいも~♪イモ」でなくても買えるんですよね。それも一年中。
 スーパーの入り口付近に熱くした石が敷き詰められた入れ物があって、そこにお芋さんが並べてあるので、冷めないのです。それにおいもさんの種類も昔とは違って、あまーい品種が日替わりで並んでいたりします。「はるかに甘い・紅はるか」や「絹のような舌ざわり・シルクスイート」など。もっといろいろな種類がたくさんあります。
 それを買って帰り、そのまま食べてもよし。冷やして食べてもよし、もちろん温め直して食べたり。調理しなくても、一つのおいもさんで、三つの味が楽しめます。紅はるかもシルクスイートも、ほんっとに甘いです。ねっとり系で、そんなにのどにもつまらないです。食物繊維も豊富なおいもさんですがひとつだけ難点が。

 そうです「おなら」ですね。こればっかりはどうしようもないのですが、専門家の情報では、サツマイモを消化したガスは、臭くないそうです。プラスさつまいもの皮に含まれる成分が便秘に良いんですって。おならを恐れず、「万能食材さつまいも」をこれからも食べるとしようっと!