2015年7月1日水曜日

おにぎりは特別



 日本人のソウルフードといえば、おにぎりもその一つにあがるのではないでしょうか。食事の欧米化が進み、ファストフードと呼ばれるものがあふれていますが、おにぎりは早くて安く簡単なファストフード日本版の一つでしょう。
 運動会や遠足、花見に祭り、親戚の集いなど、おにぎりは大活躍。
 私は食事ではご飯よりはおかず大好きでおかず率が高く、白い炊きたてご飯があれば幸せ!というタイプではないのですが、おにぎりだけは何故か別格です。遠足でお弁当のおにぎりを食べるのは楽しみな時間でした。
 そのおにぎり、最近の調査で他人の作ったおにぎりは食べられないという人が多いという結果が出ました。その最大の理由はもちろん衛生面なのですが、親戚や近所の寄合などでおにぎりが並んでいて皆で食べる、というコミュニケーションそのものが無くなっているのも大きな理由だそうです。
 食べられるという人でも、握る人の許容範囲が面白い結果で、お母さんは○、お父さんは×。親しい友達のお母さんは○、その友達のお父さんは×。お父さんの手は菌で汚れているイメージがあるのでしょうか(笑)、握った人がお父さんになるだけで食べられない率が上がるのです。世間の清潔なお父さんは気の毒な話ですね。最近は素手でなくラップで握る人が多く、ほとんど菌も増えない状況です。素手で握ったものでも、直前に1分以上しっかり手を洗い、塩をつけて握ったおにぎりは、保菌数で言うと、常温で6時間おいたものでも、厚労省が定める基準値以下だったそうです。
ふっくらたくさん、にぎる人のまごころが詰まったおにぎり。中身は何かな~と想像しながら食べる楽しみを、私のソウルフードとして残していきたいと思います。
 
そして具は梅か昆布!

お酒というブランド



 お酒には日本酒やワインなど様々な種類のお酒があります。
ネズの実
ざっと列挙してみると、
 日本酒__… 米と麹で発酵、醸造
 焼酎___… 穀物など発酵、醸造し蒸留
 ワイン___… ぶどうを発酵、醸造、樽で熟成
 発泡ワイン_… ワインの発酵途中で瓶詰
 ブランデー_… ワインを蒸留、樽で熟成
 ウィスキー__… 麦を酵母で発酵蒸留、樽で熟成
 ビール___… 麦をビール酵母で発酵、瓶詰め

 その他の蒸留酒に、ウォッカ、ジン(穀物類)、ラム(サトウキビ)、テキーラ(竜舌蘭)などの蒸留酒もあります。(ジンは蒸留時にジュニパーベリーで香りつけさたのも)
 韓国のマッコリや中国の紹興酒、カクテルで使われるリキュールは蒸留酒に果汁などなんやかんや加えて作った混成酒で、それもら数えると、もう無数に種類があります。
 テキーラはメキシコのテキーラ村で作られるもの、それ以外はメスカルと呼ばれます。シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で作られる発泡ワイン、それ以外の地方で作られるものにはこの名称は付けられません。また、コニャックはフランスのコニャック地方で作られるブランデー、スコッチはスコットランドで作られるウィスキーです。
 これらはブランドの差別化を図る制度ですね。これはパルメジャーノ・レジャーノなどでチーズでも見られますね。
 さてココに来て日本酒ですが、今、同様にブランドの差別化を図るために「国産の米」を使い「国内」で作ったお酒だけをそう名乗れるようにと、国がルール作りの最中とのこと。海外のどっかでええかげんに作った酒を「日本酒」として売られることもなくなるだろうし、いいことだと思います。
 ついでに「米と麹と水」以外の副原料を混ぜているお酒は、国産だろうが「日本酒風」としか名乗れなくなったらもっといいなぁ、なんて思うのでありました。

 やはり日本酒=純米酒であるべきかと…