2015年5月1日金曜日

最近の手作り市ってすごい

ここ数年、手作り市が多くなりました。昔から京都で市といえば「21日の弘法さん」か「25日の天神さん」といったところでしたが、今では毎週末の休日や、平日でもそこかしこで市が開かれています。インターネットで「京都 手作り市」と検索するといっぱい出てきます。
 有名な市では全国から出展希望があり、抽選で出展者が決まるようです。お店も手芸品や工芸品、地元野菜や食べ物屋さんまで様々で、開催場所により特徴があります。
百万遍知恩寺の市に出ている「御多福珈琲」さんは、口コミで人気が上昇してお店を構えるまでに。手作り市から口コミで人気に火がついて店舗を出すということも今では少なくないようです。
 パン屋さんも特徴いろいろで、お店によって酵母も具材も硬さも違い、食べ比べるのも楽しいものです。アレルギーの子供のために作った「ナチュラル石鹸屋さん」では、小さな使い切りサイズのセットで買えたりします。スーパーと違って楽しく話をしながら買い物できる、言ってみれば昔スタイルですね。すべて皮革で作ったこだわりの雑貨に名前を入れてもらえる店、ガラスや布のパーツを自分の好きな組み合わせでセットして作れるアクセサリー店。中にはほんとに手作り市?と思うくらい上質な物を出品されているお店もあります。
 近々では5月24日に上賀茂神社で開催されるので、天気が良ければ散歩がてらプラッとのぞいてみるのもいいですね。ですが注意点として、フリーマッケットとは違うので執拗に値切ったりしてはマナー違反だそうです。 そしてせっかく上賀茂神社まで行ったらからには、葵屋と神馬堂で「やきもち」を食べ比べ、今井食堂のサバ煮定食を食べて帰りたい私です!!

結局、食い気な私でした。(笑)

日本酒のお話

 日本酒には様々なタイプのお酒があります。
御存知の通り、日本酒の原材料は「米」「米麹」「水」です。その種類は、昔は特級・二級などの等級でしたが、今は「普通」「本醸造」「純米」「吟醸」「大吟醸」などです。違いは何でしょうか?
 まず、使うお米の精米率が異なります。ラベルの表記にある「精米歩合60%」とかのそれです。これは米を4割精米して6割を使っている、ということです。お酒に必要な澱粉は、より米の芯の方にあり、周りを削ることにより純粋な澱粉が得られます。精米歩合が高いほど、純粋な澱粉で作られたお酒ということになります。
 次はアルコールの添加です。原材料にある「醸造用アルコール」です。
これは、お酒のキレや淡麗さを出すのに添加するようです。
 ということで、こんな分類ができます。

・普通    精米70%以上 アルコール添加
・本醸造   精米70%以下 アルコール添加
・純米    精米70%以下 アルコール無添加
・吟醸    精米60%以下 アルコール添加
・純米吟醸  精米60%以下 アルコール無添加
・大吟醸   精米50%以下 アルコール添加
・純米大吟醸 精米50%以下 アルコール無添加

 普通酒は、アルコールに加えて酸味料や甘味料を添付しているものもあります。
 吟醸酒は「吟醸香」という芳醇ないい香りがします。その他には、甘口や辛口を表す「日本酒度((+)は辛口、(-)は甘口)」や、味わいが決まる「酸度(高い:芳醇、低い:淡麗)」があります。また、製造工程によっても様々ですが、この知識に加え「産地」を見ることでも、十分酒選びから楽しめます。
 個人的には純米酒をお薦めしたいです。酔い方が違いますよ。料理によって替えるのも、また楽しいです。吟醸酒の吟醸香は、ちょっと料理には邪魔かもしれませんね。

それぞれ、試してみてくださいね。そして、好みの産地、蔵を見つけましょう。