2015年9月1日火曜日

夏も終わって…


 夏の終わりを告げるもの、高校野球の決勝戦、ヒグラシの鳴き声、空を舞うトンボ、うろこ雲の空…など様々な情景で夏の終わりを感じます。どれにしてもなにか寂しい気がします。
子供の頃は「これで夏休みも終わりかぁ…宿題どないしよう…」といった絶望感から、学生の頃は「この夏休みが人生最後…」などの寂しさなど、様々感じました。今は季節の移り変わりのあまりの早さに寂しさを感じます。
 ここ京都では、特有のイベントである五山の送り火や地蔵盆などで夏の終わりを感じます。特に今年の五山の送り火は日曜ということもあって、余計に夏の終わり感が倍増でした。
送り火の起源ははっきりしないようですが、以前は五山ではなく十山だったようです。「い」「一」「竹に鈴」「蛇」「長刀」がありました。中でも「竹に鈴」は大正初期までは点火されていたとのこと。一体どんな形だったのでしょう。それは知る由もありません。山の中腹にあんなデッカイ字が書いてあるのはやはり不思議です。
 お盆も過ぎると海も静かになっています。まだまだ泳げるのですが、浜茶屋もなくなり、駐車場も閑散としています。空いていていいのですが、やはり寂しさはあります。
井上揚水の「夏が過ぎ風あざみ~」と歌う「少年時代」がラジオから流れだしたら、これも夏の終わりを感じます。
 この夏が終わってしまう寂しい感は、やはり昔の「夏休みが終わってしまう…」と言うテンションだだ下がりの思いが、未だに残っているからかもしれません。
 最近ではうってかわり、ビールから日本酒が旨く感じられるとき、これが夏の終わりと感じる一番でしょうか。店頭には「秋~」などのビールも並びます。いつもお酒が季節の変わり目を知らせてくれます。

たかさん

0 件のコメント:

コメントを投稿