先月は慣用句について少し触れてみました。さて今月はまた言葉の話。皆様おなじみの京都弁についてちょっと語ってみましょう。
京都にいていると、そらわかりませんが、地方に出向くと言葉が通じないことに気づきます。(もっとも、その地方の言葉もわかりませんが)例えば…
「これ、ほっといて」と言われれば、ゴミ箱に「ホイ」ですが、どこに投げるの?って。
「これ、なおしといて」と頼まれたら、きっちり元あったところに戻しますが、どこ壊れてる?
「ねしなにコーヒー飲んだら寝られへん」とか「行きしなにパン買うてきてな」なんて言ったひにゃ、「はぁ?」って言われそう。
「それ、さらやし、開けんといて」、これ皿と違いますけど…(漫才ですか?)
「かど掃いといて」「さぶいぼ出るわ」、これも「はぁ?」って言われそうなレベルです。
「えらいわぁ」、誰が偉いの?
「けったいや」、鯛がどうしたの?
「めいぼできてん」って言われたら、いやお気宇の毒、「ババいてぇーで、めぇー触ったんやろ」ってなもんですが、ナニソレ?(そもそも、てぇーとかめぇーとか言わんわな)
「ぼんさんがへをこいた、においだらくさかった」、「だるまさんがころんだ」て言うらしい⁉なんやそれ。
まだまだこんなもんではないでしょうが、とにかく通じないので標準語っぽく変換するしかないですね。(ひょっとしてバイリンガル?)TVやその他メディアから聞こえてくる言葉も標準語っぽいのが多いですから、そのうちアクセントも江戸風になっていて、そうやって感化されていくんでしょうか…いや、方言を守りましょう。
TVドラマを見ていても、東京以外の話のほうが言葉を聞いていてなんだか耳に優しい気がします。
0 件のコメント:
コメントを投稿