2024年10月1日火曜日

人類の進歩と…

 10月になってすっかり秋めいて…そんなことをみなさんがこれを読む頃には言っているのでしょうか。
 思い返してみると、エアコンがある快適な暮らしができるようになったのはいつ頃からでしょうか。今やあり得んのでしょうが、夏など寝る時は窓全開で「蚊帳」でした。これがまた暑い。扇風機もタイマー付きなどなく、つけっぱなしもできず、よく熱中症にならなかったことです。今なら一発アウトでしょう。
 熱中症…昔は日射病と言っていて、主に暑い外での症状でしたが、今や原因もわかってきて、日差しだけではありませんね。運動中に水を飲むなど御法度だった時代、今では殺す気か!ってことになります。準備運動の定番だった「ウサギ跳び」、もう行っているところは皆無でしょう。スポーツ医学もどんどん進化します。そもそも昔はそんな分野もなかった感じ。
そうこう言っていたのは、ものの数10年ほど前。そう思うとものすごい技術の進歩です。そのとき不治の病だったものは随分と解消されてきたようにも思われます。

 コンピューターの世界はどうでしょう。40〜50年前は、個人用のものはなく大型のコンピューターが主流で、自治体や銀行、大手企業などが使う特別なものでした。徐々に小型のコンピュータが個人向けとして、出回るようになります。パーソナル(個人の)コンピューター「パソコン」の登場です。でも性能はとても良いとはまだまだ言えませんでした。
 それから30年ほどたった現在。パソコンの性能はもの凄い進化です。まだ入口でしょうがAIがどんどん進化中です。
しかも何と言っても1人1台、小型のコンピューターを持ち歩く時代になりました。つい150年ほど前は刀を振り回していた時代。いやはや、人類ってすごいですね。(半分くらいは戦争の影響もあるんでしょうが…)

未来は献血いらず!?

 毎日暑いですねえ、今年、日本に秋は来るんやろかと思ってしまうほどです。
さて、ここ数か月前からネットで流れてくるニュースに、人工血液というワードがあがっていて、文字通り人工的に作られた「血」ですね。
 私は高校生のときから趣味か?と言われるほど可能日がきたら献血していました。そんなこともあって気になるニュースでした。
ずっと昔から世界中で研究されていたのですが、なかなか実用化には至っていなかったようです。それが俄かに現実味を帯びてきました。世界でもちらほら開発発表されていますが、日本でも中央大学や防衛医大、奈良県立医大が開発に成功したと発表されています。あくまでも私が見たネットやテレビ番組での情報です。

 具体的には血液といっても全血ではなく、血液中の赤血球内にあるヘモグロビンから生成される製剤だそう。献血された血液の中のヘモグロビンからできるそうで、酸素の運搬をつかさどっています。しかも今発表されているいくつかの製剤は、血液型に関係なく使えるそうです。その上保存が常温で2年、冷蔵では5年もできるそう。本物の血液だとわずか4週間で廃棄になるらしく、現在は献血する若い人たちも減っていて、数年後には輸血する血液はなくなってしまう状況。ずっと研究がすすめられてきたことが実用化できそうなのですね。この人工血液は液状のものだけでなく、フリーズドライ化できるものもあって、それならもっと保存 年数も増えるし運搬も楽になります。

 数年後といわず、離島などの僻地では現在でも命を救う切り札になると期待されているようです。この人工血液についてここで良し悪しは言いませんが、一生懸命考えて研究して、ここまでのことができるなんて人間ってすごいなと感じたサトです。