2025年4月1日火曜日

落語の世界は頭の中

 落語を聞き始めてかなり経ちます。NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」は、どうしようもない女子が大阪に出て、ひょんなことで落語家に弟子入り、一人前に成長する…という内容のドラマでした。この時に出てきた「崇徳院」という話の一説で百人一首の「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あわむとぞ思ふ」を、その時の役「徒然亭草原」の「桂吉弥」さん、その解説に「ほぉ〜〜っ」と感心してからドハマリにドラマにハマってしまいました。
 ドラマが終わってからも、落語への興味は尽きることなく、ちょうどタイミングよく?か、京都であった「笑福亭たま」さんなる落語会に出かけました。これがまた、底抜けにぃ〜(これはドラマちりとてちんでの小草若さんのギャグ)最高にハマりましたがなぁ。このとき前座と努めていはったのが、今では飛ぶ鳥を落とす勢いの「桂二葉」さん。二葉さんの寄席はチケット争奪戦で、取れたらラッキーなプラチナ状態です。
 その後、たまさんの師匠に当たる「笑福亭福笑」さんの寄席にも行くようになり、面白さに益々拍車がかかっております。
 今では動画配信という強い味方があり、特にYoutubeでは様々な落語を見ることができます。ありがたい時代です。が、やはりライブのあの空気感は寄席でないと味わえません。

好きなネタは、勘定をなんとか誤魔化そうとする「時うどん」「壺算」、2匹目のドジョウを狙う「はてなの茶碗」、かしことアホの掛け合いが絶妙な「代書屋」、腐ったものをなんとか食わせようと「ちりとてちん」、道中が見事に描写される「愛宕山」、アホが真似するとこうなる「青菜」、その他「崇徳院」「七度狐」「初天神」などなど、思い出しきれません。
 お時間があれば、是非とも寄席に訪れてみてください。(協会のまわしもんちゃいますけどね)
頭に中でネタがグルグルしている、今日このごろでございますぅ。

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