2017年1月1日日曜日

喪中の期間は1周忌まで?

 あけましておめでとうございます。と言いましても個人的には喪中に当たりますので、世間的にはあまりめでたくないということになっております。
「ふ」と考えてみました。喪中の間は初詣や慶事などは行わないと言われますよね。神道でも穢れを嫌うため、死や血に触れたものはそのような事は遠慮しておく、としています。でも、神道でもお葬式は行うんですね。「神葬祭」というらしいですが、仏式と同じようにお通夜と本葬もあるようです。焼香の代わりに玉串を供えるのは神道式ですね。穢れを嫌う神社でお葬式っていうのも、どうもこんがらがります。
 仏教では四十九日を過ぎると忌明け、故人を悼む期間としての「服喪」は1周忌までとしていて、その間慶事は控えるようです。
 神道でそれに当るのは「服忌(ぶっき)」です。忌(祀りに専念す期間)は50日、服(哀悼を表す期間)は100日としています。忌が明ければ穢れもなくなるとし、神社への参拝もよしとされているようです。
 神仏の慣習とは別に、喪に関する規定は、明治時代に出された「太政官布告」がもとになっているらしいですが、その頃の細かい規律はほぼなくなってきています。が、親の死に伴う忌明けが50日、喪明けが13か月と定められていたこともあり、その習慣が今に至っているのでしょう。調べてみると色々判ります。
曹洞宗の四十九日法要は、仏の世界へ行くための修業期間を終える日で、赤い蝋燭を立て紅白饅頭でお祝いをするようです。
 この年になっても、まだまだ知らないことばかりです。
幸いインターネットの普及で調べ事は昔よりずっと簡便で手軽になりました。疑問や不思議なことは調べて、少しでも知識の肥やしにしたい、そんな1年になれば、なんて考えます。(無理かしら…)
 今年もこの他愛もないコラムにおつきあい下さい。

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