大雨、猛暑、台風、今年の夏の気象状況も猫の目のようにめまぐるしく変わりました。毎日目にするのは天気予報、それも天気図です。こういう気圧配置で今日はこんな天気です、など予報士が解説してくれます。でも、天気図がもう少し読めれば、季節の感じ方も変わるかも?と思い少し勉強してみました。(基本は学校で習ったような?)
高気圧、低気圧、前線、等圧線、様々な記号が天気図にはあります。
高気圧では、風は時計回りに中心から外に向かって吹いています。そうなると中心の空気が薄くなるので、下降気流が発生、そのおかげで空気が圧縮され気圧が上がり気温も上がります。気温が上がれば水蒸気は蒸発し天気が良くなります。
低気圧はその逆ですね。上昇気流で雲ができ雨を降らせます。
冬には「西高東低」の気圧配置になります。日本列島の西に高気圧、東に低気圧がある気圧配置です。北の冷たい高気圧から風が吹き出してきます。また、風は気圧の高い方から低い方に吹き、気圧の差が大きいほど風は強まります。西に低気圧があるので、そこに向かって風が吹きます。風の強い冬の天気図は、縦方向の等圧線だらけです。
では夏はどうでしょう。
太平洋からの暖かい高気圧に広く覆われます。周りとの気圧の差もあまりなく、風も穏やかです。等圧線もゆるゆる引かれています。季節の変わり目に登場するのが「梅雨前線」や「秋雨前線」、北の高気圧と南の高気圧の境目です。なかなか動かない前線なので「停滞前線」です。前線上では冷たい空気と暖かい空気がぶつかり合い、雲ができ雨が長く降ります。
温暖・寒冷前線などは低気圧からそれぞれ伸びます。温暖では前線から広い範囲で天気が悪くなり、寒冷では積乱雲ができて狭い範囲で雨が降り、通過すると気温が下がります。
天気図が読めると色々わかって面白いですね。
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