2024年2月1日木曜日

私はすぐきが好き!

 こんにちは。冬本番2月です。
冬と言えば鍋、寒い夜にはあったかい鍋を囲んでというのもいいですが、私がこの季節待ちに待つ物の一つに「すぐき漬け」があります。すっぱさが特徴の上賀茂名産の京漬物の代表です。千枚漬けやしば漬けと並ぶ名産品。他のものとはちょっと違うクセがあり、好き嫌いは分かれるみたいですが、私は大好きです。
 すぐき漬けは発酵食品で、数多ある乳酸菌のなかでも特徴のある「ラブレ菌」という植物性乳酸菌が含まれています。この植物性乳酸菌は過酷な環境で生き抜く生命力が強いので、胃酸や消化液もくぐりぬける確率も高いのです。
 1993年に左京区にあるルイ・パストゥール医学研究センターの岸田綱太郎博士によってすぐき漬けから発見された「ラブレ菌」は今やヨーグルト飲料やサプリメントにもなっているほど。(ちなみに私、この岸田博士に所縁のある研究室主催のメディカルアロマの学校で学び、アロマセラピストになりました。勝手にラブレ菌に縁を感じる私)
 すぐき漬けとは、京都上賀茂に伝承するカブの一種であるすぐき菜を、塩のみで乳酸発酵させたもの。その発酵させる室や樽に長年住みついている善玉菌によって微妙な風味の違いが生まれるのですね。なのでそれぞれのお漬物屋さんごとに味に違いがあり、お気に入りのすぐきをみつけるのも楽しいです。(そんなん楽しいの私だけ…笑)
 全国的に有名なのは「なり田」さんかな。でも私のお気に入りは、上賀茂「森田」さんのすぐきです。野菜は賀茂産が好き。賀茂の推し野菜についてはまたの機会に話します。ともかく、アメリカでも「マジックピクルス」と呼ばれて注目されている上賀茂名産のすぐき!ラブレ菌を美味しく食べてこの冬を乗り切りましょう。

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