2024年3月1日金曜日

梅といえば梅干し

 こんにちは。先月教室に梅の花が一枝。愛らしい赤いお花で癒されました。まだまだ寒い日もありますが、季節は進んでいるのですね。
 「梅は香りに桜は花」「梅と桜を両手に持つ」など梅のお花にはいっぱいことわざもあります。梅の実にも「梅干しと友達は古いほど良い」など、比較的良い意味で使われることわざが多いですね。そのなかで「梅根性」とうのがあるのを最近知りました。
 梅の実は、煮ようが焼こうが干そうがいくら手を加えても頑固なまでに酸っぱいということから、頑固でなかなか変わらない性格のことを「梅根性」というらしいです。そんだけ手を加えても変わらない酸っぱさって、ある意味すごいですよね。クエン酸やリンゴ酸の効果です。疲れが取れたり肩こりなどの解消になったり、鉄の吸収をよくしたり、食欲を促進させてくれたりと素晴らしい効能です。あれほど酸っぱいのに酸性ではなくアルカリ性食品で、酸化した体液を中和させることもできます。
 「梅根性」は、聞こえは頑固で悪い?イメージを持ってしまいがちですが、他方面から考えると、一本筋の通ったぶれない芯がある性格ともいえます。この「梅根性」に対比するものとして「柿根性」があるそうです。意味は、柿は渋いものでも干せば甘くなるし、一晩漬ければアクも抜け、焼けば渋もとれる。そういうところから一見頑固そうに見えて実は変わりやすい性格のことを指して言うんだそう。面白いですね。梅のようにブレない芯を持ちつつ、柿のように柔軟に対応できると、人生が豊かになりそうです。

 『最後に一言!』
 梅と言えば最近たくさん種類のあるカツオ梅やハチミツ梅など塩分控えめの「調味梅」と言われるものより、塩と梅のみであんばい良く作られた「梅干し」が私は好きやなあ。

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