スコッチはスコットランドで作られるウィスキーの総称です。スコットランドの各地に蒸留所があり、たくさんの銘柄のウィスキーが作られています。日本酒と原料も製法も違いますが、スコッチウィスキーも奥が深く多彩です。
原料は大麦、これを発芽させ麦芽とし、その麦芽の発育を止めるのに燻蒸します。この時使われるのがピート(泥炭)です。その時に煙の香が麦芽につきます。これがスコッチの香りのもとになっています。この香に好き嫌いがあるようですね。それを仕込み、発酵し蒸留したものがウィスキーになります。
更に蒸留されたウィスキーは、数年、数十年と樽で熟成に入ります。この工程も日本酒と異なるところです。年数が経つほど、味わいや香りが深くなっていきます。もちろんお値段も。熟成に使う樽もバーボンやシェリー酒、ワインなどを熟成させた樽を使ったりと様々です。中でもシングルモルトウィスキーは、その蒸留所の性格などが分かりそうで、私のお気に入りです。
スコッチウィスキーに魅せられたのは、十数年前に、ニッカウヰスキー余市蒸溜所を訪れた際に、見学で入った樽の貯蔵庫。案内され貯蔵庫の扉が開かれた瞬間、ウィスキーの何とも言えんいい香りがして、倒れそうになりました。あの香りで完全にノックアウトです。それ以来ウィスキーは「スコッチ」になりました。(結局、ほかも飲みますが…)
ウィスキーはアルコール度数が40°くらいありますのでストレートで呑むのには少しきついです。水割り、ロック、ハイボール、飲み方は様々ですが、お勧めは水割り。ウィスキーと水を半々で割り、氷入れず。アルコール度も香りもちょうど良くなって、飲み頃になります。一度お試しあれ。
バーボン、アイリッシュ、カナディアン…ウィスキーもまだまだ種類があります。日本酒だけでも手一杯です…世界征服は当分できそうにありません。

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