2020年3月1日日曜日

テクマクマヤコン

 昔から叶わないこと、と言うのは多々ありまして。欲しい物が駄々をこねても手に入らない、小遣いが足らない、見たいテレビが見られない、試験の成績が芳しくない、強い相手にどうしても勝てない、思う通りに彼女ができない、などなど数えたらきりがありません。(努力もしないで、よく言ったもんである…)
 実現するにはやはり頑張るしかないのですが、元来怠け者の私にすれば、やはりこっち側に流れるわけです。こっち側の憧れはブラウン管や本の中でした。鉄腕アトム、スーパーマン、どらえもんのポケット、アラジンの魔法のランプなどなど…、もしそうだったら、あったらどんなにええやろう、なんて思いにふけっていたものです。超能力にも憧れました。テレポーテーション、テレパシー、怪力、透視、念力。(完全にアホですね)
また、そんなときにも魔法が使えたらなぁ…ともよく思ったものです。昔よく聞いた呪文では、「Open Sesame(ひらけごま)」「テクマクマヤコン」「マハリクマハリタ」…そんな呪文がテレビから聞こえたものです。もちろんフィクションの世界なので使えはしないのですが。
 何かが実現するとか、そんなことはまったくないのですが、唯一使える呪文がありました。
何か尋ねられたことに対して「アッコ行って、あぁしてこうして…、ほんなら上手くいくらしいで…」、と返事を返しその次にその呪文…「知らんけど!」これさえ言っておけば、もしかしたら合ってるかもしれないけど、いかにもええかげんな返答もこれですべてチャラになる、という便利な「呪文です」。恐らく関西圏だけにしか効き目のない呪文(呪文といいますか、注意喚起でしょうか)かと思われます。それに、あまり使いすぎるとただのお調子者になってしまうので、乱発にはご注意を。

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