2020年9月1日火曜日

シロクマを求めて

  9月になってもまだまだ暑い今日この頃です。今年は夏がサラッと過ぎていった気がします。例年なら祇園祭の前祭が終わって「さぁ夏!」で始まり、甲子園大会があり、送り火で夏の名残を惜しむのですが、今年は何もありません。が、暑さだけは相変わらずです。
 今では「暑い」=「エアコン」ですが、昔は一体どのようにして涼をとっていたのでしょうか。思い出してみると、近年のような暑さは昔はなかったように思います。日が暮れたら気温は下がっていたと思いますし、酷暑なんか言葉もなかったような感じです。
私の子供の頃などエアコンなんか当然ありません。思い出すのは、夕方になったら「打ち水」、風呂の代わりにたらいで「行水」、その後は汗を抑えるため、シッカロールを体全体にはたいていました。また、朝から晩まで冷たいものばかり食べていたような記憶があります。(安上がりはかき氷でしょうか)
 夜はどうしていたのでしょう。窓全開で寝ていたんだと思います。(治安もなにもないですね)まだ網戸などなかったと思いますので、蚊取り線香と蚊帳でした。蚊帳は蚊の侵入はとりあえず防げるものの、風通しが悪く暑かった気がしますし、隙間もできるので、蚊が侵入すると寝ているどころではありません。
 結局、何をどうしても暑いのは何も変わらないので、最後は究極の方法である「我慢」です。最後は精神論です。そう思うと昔は我慢強かったんですね。
電車やバスも昔はエアコンなどついていませんでした。室内はとにかく暑かった。京都のエアコン付き市バスは「シロクマ」マークが付いていて、それを狙って乗ったものです。
 今はどこでもエアコンがあり、昼夜問わず快適です。そんなに根性を入れるところもなく助かります。

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